2025.06.25ボルボ V90 T6 AWD Inscription
2017年2月に日本に登場した現行ボルボV90は、V70のバトンを受け継ぐ形でV90の車名が復活し
20年ぶりのV90としては2代目となるフルモデルチェンジで送り出された最上級ステーションワゴンです。
グレードであるT6 AWD インスクリプションは、エンジン出力、四輪駆動そして最上級グレードを指し力強い加速とAWDによる高い機動力を備えています。
2.0L直列4気筒直噴ガソリンエンジンに、低速域を担うスーパーチャージャーと中・高速域で加勢するターボのダブル過給器を搭載していて最高出力320PS/5,700rpm、最大トルク400Nm/2,200-5,400rpmのスペックが示す通り幅広い回転域でスムーズかつ力強い走りを実現しています。
実際に自分の目で見る、ラグジュアリーセダンに匹敵する上質さとボルボならではのどっしりとした安心感を感じました。
オーナー様より当店にお問い合わせいただいたのは3月、そして4月にご入庫のご希望をいただいておりましたが、当店側に空きがなく、6月までお時間をいただき晴れてご入庫となりました。
お時間をいただき誠にありがとうございました。
元々、他社様のコーティングを施工していたものの、
- 施工済みのコーティングの保証期間が満期を迎えたこと
- ボディの洗車傷やスノーブラシなどでつく傷が目立ちはじめてしまったこと
- 青空駐車でも水玉・水滴の跡ができにくい親水コーティングであること
- 耐久性が高いこと
などが決め手となり当店をお選びいただきました。
お車の状態を確認したところお客様が、気にされていたボディの傷に水シミにその上に汚れや
古いコーティング剤などミルフィーユ状に重なっていて白くくすんでしまっています。
サンルーフも含めガラスも同様の状態です。
これは大変かもしれないと感じましたが同時にワクワクもしましたね！笑
まずはタイヤ周りから作業します。
入念に洗浄し、それから欧州車特有のブレーキダストも付着していたので専用の洗剤を
使用して除去していきます。
タイヤ周りを終わらせたらボディの洗浄です。
洗車を行い、各部細かい箇所の汚れにもアプローチしていきます。
その後窓ガラスの油膜とウロコの除去です。
固着していて簡単ではありませんでしたが時間をかけて作業していきます。
油膜とウロコがなくなりスッキリしました。
雨の日や夜間時の視認性が良くなり安全に運転していただけると思います。
最終仕上げ時にはガラスに撥水効果のあるコーティング剤を塗布します。
ボディの鉄粉除去と水シミなどのシャンプー洗車だけでは落とせない汚れの除去に移ります。
鉄粉に関してはお客様から、冬の間はほとんど走行していないとのお話があった通り、
目に見えるような大きな鉄粉はありませんでしたが、実際に触ってみると多少のざらつきがありましたので
鉄粉除去剤を噴霧して除去パッドで落としました。
鉄粉除去を終えて水シミを専用のクリーナーで除去を試みます。
クリーナーと汚れが反応すると白っぽくなります。
塗布しては入念に水で流すことを繰り返して落としました。
状態によっては完全には落とせないこともありますが、この後の研磨で取り除くこともあります。
いよいよ研磨です。
最初の状態と比べると蓄積されていた汚れが落ちて隠れていた傷が出てきました。
こちらの作業もなかなか大変でかなりの時間を要しましたが無事に完了です。
コーティングを施工するにあたって、磨き作業をしっかり行うことでコーティングの定着が良くなります。
お客様からはご自宅前が公園で砂埃が酷く車に付着してしまうことやスノーブラシなどでも
傷が入ってしまったと事前に情報共有をしてくださり、傷の深さなど予想してどのようにアプローチするか
準備をしてから作業を行うことができました。
そしてお客様からご要望がありましたアルマイト処理がされたルーフモールの白サビの除去です。
輸入車に多く使用されているイメージですが、今や一部の国産車にも使用され、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
白サビが無くなり艶が生まれコーティングも施工しました。
様々な要因がありますが、欧州と比べて日本の気候は白サビが発生しやすいのでコーティングしておけば
白サビの発生を抑えることができ、磨き作業を行う手間も省けます。
コンパウンドを流すために洗車と脱脂を行いボディにコーティング剤を塗布していきます。
今回は3回の塗布で18層の被膜を形成しました。
アルミホイールもコーティングを施工しピカピカになりました。
全ての工程を終え完成したお車がこちらになります。
塗装面の傷や汚れが無くなり、G-POWERを塗布することでブラックの色が濃くなり鏡のように
映り込みが綺麗になりました。またガラス被膜が傷や外的要因からも守ってくれます。
この度は数ある中から当店をお選びいただき誠にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
河内
