Illum Sapporo(旧Micapica Sapporo)

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2025.10.20GRヤリスRZ FirstEdition

GRヤリスは単純な「ヤリス」のスポーツモデルではなく、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という
逆転の発想からWRC(世界ラリー選手権)などの極限のレースを戦うために専用設計、専用開発されたモデルでヤリスとはエンジンやボティ構造をはじめ、異なる点が様々あります。
簡単にまとめるとヤリスは新時代のコンパクトカーとして最新の安全技術や装備が特徴のモデルですがGRヤリスの場合はその技術はただひたすら走行性能を高める方向に向けられており、デザインは似ているものの中身はまったく異なるモデルで一般的なコンパクトカーの派生モデルとは一線を画し、純粋なスポーツカーとして高い評価を得ています。
個人的に驚いたのはハイパワーなスペックに対してエンジンのコンパクトさです。世界最小、最軽量クラスの1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンが搭載されていて、まさにTOYOTA GAZOO Racingの「モータースポーツを起点としたもっといい車づくり」を体現するお車ですね!

RZ ファーストエディションは特別仕様車の先行予約限定モデルで現在は新車では購入できません。
ラジエーターグリル、フロントサイドディフューザー、リアスポイラー、リアバンパーがマットブラック塗装を施しており、通常のRZよりスポーツカーらしいシルエットになっています。
なお、生産については数々のスポーツモデルを造りこんだトヨタ元町工場の専用ラインである「GRファクトリー」を使用しており、「匠」の技能を有する特別な従業員が手作業を多く取り入れながら生産しています。
通常の生産方法よりも時間はかかってしまいますがトヨタの想いが見えてきまね!

今回は8月末にご依頼を頂きましたが、他のお客様のご予約の兼ね合いでお待たせしてしまいました…ご理解いただき感謝いたします。施工はしっかりとおこなわせていただきました。

それでは作業風景の様子をお届けします。
まずはお車の状態ですが全体的に軽度の汚れが付着しているのとオーナー様が特に気にされていたブレーキダストの汚れがアルミホイールとサイドステップまで付着しています。


ハイパワーなお車ですのでスポーツ走行用の制動力が高いブレーキパットはブレーキダストが多く発生しやすい傾向がありますので入念に洗浄を行いました。
後ほどアルミホイールにもコーティングをしますが、ブレーキダストが焼き付いてしまうとコーティングをしていても除去が困難になりますのでこまめな洗浄が必要だと考えます。
ブレーキダストが付着しなくなるのは不可能ですがコーティングをすることで外的要因からの保護と汚れが落としやすくなるのがメリットですね。
オーナー様は今のパットを使い切ってから低ダストタイプに交換するとのことです!

高圧洗浄機で予洗いを入念に行ってから洗剤で洗浄してからブレーキダストクリーナーを塗布。




床一面紫色に…
一度の洗浄工程ではでは落としきれず2回繰り返しました。

次にボティの洗浄に移ります。
高圧洗浄機で予洗いをする前に、虫の死骸が多く付着していましたのでアルカリ洗剤を塗布しました。
分解させることで強く擦らなくても落としやすくなりますので、このひと手間が重要です。






高圧洗浄機で予洗い後、フォームガンを使用しミット洗車を行ってから細かい箇所にブラシを入れます。
特にフロント部分は手が入りにくい箇所が多いのでブラシも使い分けて作業しました。



水が溜まりやすい箇所には、固着した汚れがありましたので酸性のケミカルを使用しました。




同じく酸性のケミカルを使用してボティの水シミを除去します。


ヤリスシリーズはテールライト上部がピアノブラックになっており、かなりデリケートな部分で扱い方を誤ると傷だらけになってしまうので注意が必要ですね。

作業も順調に進んでいますのでこの調子で鉄粉除去に移ります。
肉眼では見えずらいこともありますが、付着しておりました。
鉄粉除去リムーバーを噴霧し、流した後にクレイパットを使用し除去。


次に窓ガラスの油膜とウロコ取りです。
ウロコは軽度でしたが油膜はかなり付着していました。



比べてみると一目瞭然ですね。
こちらもアルミホイール同様、後に脱脂をしてから撥水性のコート剤を塗布しますが、この下地処理があるのとないとでは撥水の強さや持続性に差がでます。

続いて磨きに突入します。
いつも通り塗膜の厚さを計測し、マスキングをして磨きをおこないました。


ボティの傷は少なく塗装の表面を整える方向で進めましたが、冒頭でも少し触れたテールライト上部の傷が目立っていました。
使用する機械やバフ、コンパウンドの選定をしっかりと行ってから傷の除去をします。



取り切れない深い傷もありましたが光の反射の仕方が変わりましたね。

最後にマフラーを。
少しくすんでいましたがくっきりしました。


磨きが終わりましたら洗車と脱脂を済ませてコーティングの塗布です。
シルバーコースをご用命いただきましたのでG-POWERを3回塗布し18層の被膜を形成してから更にもう一層の当社独自のガラスコーティング剤を塗布して、全19層の強固なガラス被膜がお車を保護しお車を綺麗に保ちます。
未塗装部分には専用のコーティング剤を、全ての窓ガラスにも抜かりなく撥水性のコート剤を塗布しました。



全ての工程が終わりました。
これから北海道の厳しい冬がやってきますが安心してお乗りいただけると思います。

新車がより一層輝き、艶が生まれましたね。
大切なお車をお任せいただきありがとうございました。
お手入れ方法など何かお困りの際はお気軽にご相談ください。

河内

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