2025.11.01ニッサン エクストレイル G e-4ORCE
今回は当店2台目となる4代目エクストレイルの施工です。
以前のブログで紹介しましたがこのモデルの最大の特徴は日産の最先端技術である「e-POWER」と「e-4ORCE」を組み合わせていることでEVのような力強い加速と静粛性を実現しています。
「タフギア」というエクストレイルのDNAを受け継ぎつつ、環境性能と力強さに走破性と快適性を両立し、日産の技術を集結させた高性能SUVと言えますね。
テレビCMでは「余裕こそ、本物の証」篇と「見せかけじゃない、本物」篇というタイトルで放送されていますが、「本物」という強いメッセージが個人的にはかなり印象に残っています。
オーナー様は本州から北海道に生活拠点を変えられたとのことで、これからやって来る厳しい冬に備えてお車を保護したいとの事でご依頼いただきました。
ディーラーさんでの納車から直接そのまま持ち込みいただきましたが、雨水が付着していましたのでボティの状態を確認するために雨汚れを落とすことからスタートします。


まずはタイヤ周りから

傷が入らないようにフォームガンを使用して洗浄していきます。
濃密な泡が摩擦を減らして汚れに吸着して浮き上がらせて洗浄効果を高める効果があります。
同じ要領でボティの洗車も行いました。
手が入りにくい箇所にはディテーリングブラシを使用してアプローチをします。


移送中やモータープールに保管している期間があり、その際に汚れなども付着してしまいますので新車でも下処理が必要になります。
ヒンジも砂やグリスで汚れていましたので抜かりなく洗浄しました。


お次は鉄粉の除去です。
一目見たところ分かりにくいですが、鉄粉除去リムーバーを噴霧してみると反応しましたので除去しました。

綺麗になってくると隠れていた水垢汚れに水シミも出てきました。
ケミカルを使用して対処しますが取り切れない場合は磨きで除去します。
特にピアノブラックパーツなどは傷が入りやすく、傷が目立つので無理はしません。



未塗装樹脂部分、ワイパーの水シミも除去。



この調子で窓ガラスです。
状態としては軽度のウロコと油膜が付いていました。
特にガラスルーフは雨などの水分が滞留して流れにくいので汚れも溜まりやすく他のガラスに比べて頑固でした。
除去が完了したら後ほど脱脂をして撥水性のコート剤を塗布します。
コート剤を塗布する事で油膜やウロコなど汚れの固着を軽減してくれます。





磨きに突入します。
新車でも塗膜の厚さを計測し、塗装の状態を把握する事で安全に効率良く作業ができます。
ピアノブラックパーツ以外は傷は少なく塗装面を整えるような処理で進めました。



中でもグリルの傷の除去が大変でしたが綺麗になりましたね。


下処理が終わりましたら洗車と脱脂をしてからコーティングをしていきます。
ゴールドコースですのでG-POWERを6回塗布して36層の被膜になり、更に当社独自のガラスコーティング剤 Micapica を塗布して全37層のより強固なガラス被膜が形成されます。
また樹脂パーツにも専用のコーティング剤を塗布しました。
塗布した箇所としていない箇所でこんなにも変わります。
焼付乾燥も行うので他のコースに比べて時間はかかってしまいますが、保護性能だけではなくゴールドコースでしか得られない光沢感や艶が生まれて新車の輝きがより一層高まります。

全ての工程が終了し完成となります。
施工前に比べてコーティングを施工する事でツートンカラーが映えるメリハリのあるお車に仕上がりました。
これからも末永くお乗りいいただけるとおもいます。
この度は大切なお車をお任せいただきありがとうございました。
河内

		
