2026.01.26洗車ブログ Vol4
洗車ブログ第四弾はケミカル洗車についてのお話です!
定期的に洗車をしていても車が全体的にスッキリしないと感じている方は必見ですよ!
普段からこまめに洗車をしているのに
・なんだかボディがくすんで見える
・ガラスコーティングしているのに水シミが増えてきた
・ザラつきや黒ずみが気になる
そんなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
実はそれ、シャンプー洗車だけでは落とせない汚れが原因かもしれません。
今回は、そんな方にこそ知っていただきたい「ケミカル洗車」についてご紹介します。
※あくまで当店での考え方・施工例としてのお話です。
◆ケミカル洗車とは?
ケミカル洗車とは、専用のクリーナー(ケミカル)を使用して汚れを分解・除去する洗車方法です。
通常のシャンプー洗車は、砂埃や泥汚れなど「表面の汚れ」を落とすのが目的ですが、ケミカル洗車では以下のような固着汚れをターゲットにします。
・水シミ(イオンデポジット・スケール)
・水垢
・ピッチ
・タール
・油脂汚れ
・鉄粉
これらは時間の経過とともに塗装面やコーティング被膜に強く結合し、シャンプー洗車ではほとんど落とすことができません。
シャンプーで落とせる汚れは、軽度で塗装面に固着していない汚れに限られ、固着した汚れは酸性・アルカリ性それぞれ性質を利用し、汚れを中和することで除去します。
・アルカリ性の汚れ(水シミ、水垢)➡酸性ケミカル
・酸性の汚れ(油脂汚れ、ピッチ・タール、虫の死骸、鳥のフン)➡アルカリ性ケミカル
実際の作業風景を見てみましょう。
水シミが固着してしまい、かなり目立ってしまっています。
主に水道水や雨水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が固着したもので、性質はアルカリ性ですので酸性のケミカルを使用して除去を進めていきます。
洗車後、傷の原因となる砂や埃をしっかり除去し、軽く拭き上げます。
次に、軽く絞ったマイクロファイバークロスに酸性ケミカルを少量含ませ、優しく塗り込んでいきます。
すると汚れに白く反応します。
その後、反応がしなくなるまで塗り込みを繰り返しました。
酸性ケミカルは腐食性がありますのでこまめに水で流しながら、作業をすると失敗のリスクを軽減できます。
塗装はもちろんですが、金属、ガラスにもダメージを与えてしまうので注意しましょう。
酸性ケミカルを使用するときに特に注意しなければならないのがフッ化水素酸を含むものです。
フッ化水素酸が肌に付着すると、皮膚表面の火傷に深部組織や骨まで浸透し、組織壊死や骨破壊を引き起こします。
私もこの仕事を始めたばかりの頃、知識不足から「少しくらい大丈夫だろう」と防護せずに作業していた時期がありました。
当時の先輩に「死にたいのか!?」と愛のあるお𠮟りと危険性を教えていただき、血の気が引いたのを今でも覚えています。
一児の父として、まだまだ倒れるわけにはいきません…笑
皆さんも必ずゴム手袋や防護メガネなどを着用し、安全を確保して作業しましょう。
少し脱線してしまいましたが、水シミによるくすみが無くなりスッキリしました。
お次は酸性の汚れです。
虫の死骸による汚れは酸性かつ有機汚れに分類されるため、分解作用のあるアルカリ性ケミカルを使用します。
鳥の糞や樹液なども同様に酸性汚れで、乾燥すると固着しやすく、放置すると塗装を浸食したり変色させたりする原因になります。これらはできるだけ早めに除去することが重要です。
付着して間もなければ、中性シャンプーでも除去できます。
しかし、乾燥して固着した汚れを無理に擦ると、塗装に傷をつける原因になります。
そのため、まずケミカルを塗布して汚れを分解し、その後に高圧洗浄機で洗い流すことで、物理的な摩擦を最小限に抑えることができます。
また、温水使用可能なの高圧洗浄機を使用すると、さらに汚れが落ちやすくなりますのでオススメですよ!
除去が完了しました。
大量に虫の死骸が付着した場合にも、この方法は有効です。
ただし、酸性ケミカルと同様に、材質によっては変質や変色を引き起こす可能性があります。
強力すぎるケミカルの使用は避け、長時間放置せず、無理のない範囲で作業を行ってください。
◆ガラスコーティング施工車ほど水シミが目立つ?
「コーティングしているのに水シミができるの?」
よくいただくご質問ですが、答えはYESです。
何度もご紹介しておりますが、ガラスコーティングは無機質な性質のため
・水道水
・雨水
・融雪剤を含んだ水分
これらが乾燥することで、ミネラル分が施工面に残り水シミとして固着してしまいます。
炎天下での洗車や、洗車後の拭き上げ不足が続くと、気付かないうちに少しずつ蓄積していくのが水シミの怖いところです。
洗車を正しく行えば水シミの発生を最小限に抑えることができます。
詳しくはこちらから↓
コーティング施工車の洗車とメンテナンスについて
◆ケミカル洗車の頻度と注意点
ケミカル洗車は万能ではありますが、やりすぎは禁物です。
おすすめの目安としては
・水シミやくすみが気になり始めたタイミング
・半年〜1年に1回程度
普段はシャンプー洗車を基本とし、「落ちない汚れが出てきたらケミカル洗車」という使い分けが理想的です。
また、ケミカル剤の選定や使い方を誤ると、塗装やコーティングにダメージを与える可能性もあります。
不安な場合は、無理をせずに施工店に相談するのが一番安全です。
当店でもコーティング後のメンテナンスを実施しております
当店施工車限定コーティングメンテナンス価格表
◆まとめ
シャンプー洗車だけでは、どうしても落とせない汚れが必ず発生します。
ケミカルの性質と汚れの種類を理解すれば簡単に除去ができるようになり、扱い方さえ間違えなければ楽にお車の美観維持にも役立ちますので参考になれば幸いです。
河内


