2020.12.04油膜の付着について
雨の日にワイパーを動かしているにも関わらず、
水分がガラス面に残ってしまい見づらいと思ったことはありませんか?
原因は油膜のせいかもしれません。
さて、油膜とは何でしょう?聞いたことがあっても実態がよくわからない方や
お車のフロントガラスに付着した油膜に気づいていない方もいらっしゃると思います。
【ガラスに油膜がついていると】
最初に述べた通り、雨が降った際にワイパーを稼働させても水はけが悪く、跡が残ることで視界が悪くなります。
また夜間フロントガラスを通してみえる夜景が滲んでみえるなんてことがあったら
それは油膜が付着している状態です。
運転の妨げになるのはもちろん、自動ブレーキの作動にも影響を及ぼす可能性があるため、
極力付着したままの状態は避けたいところです。
一方、白くざらざらしたシミやウロコ状になっている場合は水垢であり、油膜ではありません。
【なぜ油膜が付着する?】
油膜とはその名の通り「油」汚れです。簡単に取り除くのは難しく、
拭き取ったり、ただ水洗いをするだけでは落ちてくれません。
原因は以下が挙げられます。
・大気中の汚れや排気ガスがフロントガラスに付着
・車の屋根などに塗布したワックスが雨で流れてガラスに付着
・ガラスに塗布した撥水剤などが劣化して油膜となり付着
・油を含んだ空気を排出する飲食店の換気扇付近に駐車し付着
換気扇などは気にも留めてなかったかもしれませんが、実は厄介だったりします。
【どうやって油膜を落とすのか】
では肝心の油膜の除去方法ですが、
当店では油膜の付着状態によって方法を変えています。
業務用のケミカルと研磨用スポンジでの手磨きが基本で、
状態がひどい場合は、ガラス研磨剤と研磨機を用いることもあります。
向かって右側のみ油膜を除去し、同時に水をかけた様子です。
水をかけた時、ベターっと水がガラスに吸い付く状態になるまで除去します。
油膜の除去は方法を間違えると
ガラス表面にキズをつけてしまうリスクなどが伴います。
例えばお風呂の鏡用のウロコ取りスポンジなどを使用すると
結果的にガラス交換が必要など取返しがつかないことになるのでやめましょう。
お車のガラスには外を走行している以上、油膜・水垢は必ず付着します。
普段から小まめに洗車をしてあげること、
そしてお困りの際は除去についてのご相談も承りますので
ぜひお問い合わせください。