2021.01.14コーティングとマスキング
マスキングとは覆い隠す、包みこむという意味の言葉です。
コーティングにマスキング?とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
一見関連性は無さそうですが、実は切り離せないものなのです。
コーティングに伴うマスキングとはボディを研磨する際に
塗装の薄い部分やゴム、樹脂パーツなどを保護する目的で行います。
上記写真のようにマスキングテープやマスカー(シート付テープ)を箇所に貼りつけ、
磨きたくない部分の保護、キズ防止、研磨剤の付着を避け、隙間に入り込まないようにします。
特にプラスチックの未塗装樹脂パーツは研磨してしまうと熱で溶けたり、
研磨剤が詰まって取れなくなる恐れがあるのでマスキングは必須です。
また研磨機がヘッドライトに触れダメージを与えることがないようマスキングを行います。
万が一ダメージを与えてしまうと、数年後に白濁化やハードコートの剥離から黄ばみに繋がってしまいます。
そしてマスキングをしっかりと行うことで、キワまで磨くこともできます。
地味な作業ではありますがお客様の大切なお車を扱うにあたって絶対に手を抜けない工程です。
ついつい研磨作業や使用しているコーティング剤に目が行ってしまいがちですが、
このような事前準備を丁寧に行っているか否かで仕上がりはもちろん
数年後のお車の状態を見据えた仕事をしているかどうかの判断ができると思います。
ご質問やご相談だけでも結構ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
代車もご用意しております。