2021.07.20無塗装樹脂のコーティング
今人気のSUVにはタイヤ周りやバンパーなどに無塗装樹脂パーツが使用されているケースが増えています。
無塗装樹脂のバンパーなどはひと昔前までは廉価グレードの車輛に取り付けてあるイメージでしたが、
近頃は無骨さを前面に出すためのデザイン的な意味としても積極的に利用されています。
SUVだけではなく一般的にラジエターグリルやカウルトップパネル、ドアミラーの下部やピラー、リアワイパーなどでも活用されている材質でもあります。
その名の通り無塗装樹脂は塗装されておらず、色は黒やグレー、手触りもツルツルしたものではなく、サラサラ、ザラザラしているものが多いです。
さてこの無塗装樹脂パーツですが、長年お車に乗っているとどうしても白く劣化してしまいます。
その名の通り無塗装ですから、塗装で保護されていないため、有害物質などの影響をもろに受けてしまうのです。
白化する原因はずばり直射日光の熱や紫外線を受けること、付着した汚れによる劣化です。
日光を受けないようにするのは無理がありますが、定期的にクリーニングすることで
キレイな状態を長持ちさせることができるでしょう。
具体的な方法としては、アルカリ性のシャンプーや
メラミンスポンジで洗浄することが挙げられますが、
シャンプー跡がシミになる、スポンジでキズがつくというリスクもあるので、
ご自身で行う際は注意が必要です。
当店にて処理、および無塗装樹脂のコーティングを行う際は
アルカリ性の洗剤はもちろん、水垢除去洗剤や状態によっては研磨剤入りの洗剤なども活用し
汚れを落としきった上でガラスコーティング剤を塗布しています。
無塗装樹脂へのコーティングは新車時であっても黒々しさが増し違いがわかりますし、
その後の経過でも劣化しにくいため未施工とは大きな差がでます。
次の写真は前回のブログで紹介したボンネットの半分だけ研磨を行った車輛ですが、
無塗装樹脂であるフロントグリルも右半分だけコーティング剤を塗布しました。
色が濃く、艶が復活していることがお分かりいただけますでしょうか?
このように白化してしまった無塗装樹脂は復元させることが可能であり、
新車に施工した場合は劣化を予防し、白化しづらくなります。
当店のコーティングコースはボディだけではなく、お車の外装すべてに
コーティングを施すメニューとなっており、
今回触れた無塗装樹脂のコーティングももちろん施工に含まれています。
劣化が進んでしまう前に大切なお車を保護しませんか?
ご相談だけでも結構です。ぜひお問い合わせください。
大西