MEYLEブログ - 20111121のエントリ
高耐久を謳っている「マイレの高耐久 HD品」ですが、高耐久と言えども、正確な取り付けをされないと耐久性は著しく落ちます。
その一つがサスペンション関係です。
サスペンションは1G(タイヤを地面に接地させて車重をかけてから締め付ける方法)をかけて作業を行うのが絶対条件ですが、知られていて以外に手順が悪くて問題に繋がっている例を沢山見ます。
サスペンションアームを交換して、ボルト、ナットを締め付けずに地面に接地させてから、締め付ける前に完全に緩んでいるか確認して、車体を揺さぶるなどして1Gの状態でのアームなどのブッシュやボールジョイントの位置を出し、それから締め付けるのですが、この時にハンドルを左右に切って作業したりすると、これで直進時の1G状態から外れます。
それと、締まっていない状態だと思ってタイヤを地面に接地して、そのまま締め付けに入ると、タイヤを設置する前と同じ状態のままで締め付けてしまうため、部分的に1G状態ではないこと可能性も否定できません。
ですから再度「緩んでいるか?」「揺さぶって落ち着かせる」などを行って、また、ボールジョイントのブーツはねじられていないか?などを確認してからやっと締め付けに入ります。
以外にこの手順が理解されていないというか、理論的に理解して手順を正確に行われていないケースがあるようです。
マニュアルではなく理論で理解している技術者でなければ、ミスが発生する可能性があります。
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