メルセデスベンツ W124 4MATIC セダン レストア作業 トランスミッション、トランスファーオーバーホール
W124 4MATICレストア作業! 今回はトランスミッションとトランスファーに着手!
トランスファーのオーバーホール。 前後のトルク配分を行う個所のピストンシールリングの交換が肝です。 このシールリングの劣化により、ATFと油圧オイルが混ざってしまいトランスファー上部のエア抜きバルブからオイルがあふれ出てきてしまうという症状になります。 この車輛はそのような状態にはなっていませんでしたが、予防として交換しています。
このピストンシール交換が要
裏側も交換
そしてミッション本体。 スピードメーターは走行距離が30万kmなのですが、ミッション内部の状態からスピードメーターが壊れて過走行の中古スピードメーターに交換してあるとしか思えない状態。 車体番号から調べたミッションの型番もオリジナルなので、オーバーホールはされていないと思われます。
作業しながら思いましたが、状態が非常に良いのでオーバーホールしなくても良かったかもしれない気がしています・・・ しかし分解作業もしてしまいパーツも揃えているのでオーバーホールします。
通常業務の合間を縫っての作業なので、時間が掛かりましたがやっと車体に搭載することが出来ました。