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ボルボ V90 リアシート足元が濡れている 異音がする

エンジンオイル交換と異音点検依頼のボルボV90。 依頼頂いた後に助手席側のリアシートの足元がベチャベチャに濡れていることに気が付き、こちらも点検してほしいとの内容です。

 

 

 

異音はスタビライザーリングのガタ付きでした。

 

 

しかし交換後もまだ微妙に音がしています。 スタビリンクの異音で気が付きませんでしたが、ギシギシという音がまだ聞こえます。 スプリングシートとスプリングが擦れているような音なのですが、点検するとどうやらタイロッドエンドのボールジョイントがあやしい。

 

 

ガタ付きは出ていませんが、ボールジョイントの動きが悪い。 ブーツを外すとグリースは固くなっており、ボールジョイント部分も光沢がありません。 古くなったグリースをふき取り、潤滑剤と新しいグリースを詰め、なじませてから再度組付け。 異音はしなくなりました。 タイロッドエンドのボールジョイントからの異音としてはあまり経験したことが無い音でしたので、珍しい事例です。

 

 

水漏れはおそらくサンルーフの水抜きだと思うのですが、トリムを外し水を掛けながら点検しますが、なかなか水漏れが発生しません。 サンルーフを開けて水抜き穴近辺に水を流すと、車体下部から水がしっかりと出てきます。 詰まりは発生していないようです。

 

 

大量の漏れならばすぐにわかるのですが、少量で時間をかけて漏れてきている場合はなかなか漏れが発生しません。 どこだ何処だと探していると、やっと漏れてきました。 サンルーフに接続されるホース部分の緩みが原因で漏れが発生していました。 ホースの硬化とタイラップで締め付けされていたので、タイラップの劣化が原因でしょう。 再度タイラップで締め付けすると、再度漏れが発生してきそうなのでホースバンドで締め付けしました。

 

 

梅雨のない北海道ですが、今年は7月に入ってから異様に雨が降り水漏れが発生したのでしょうか。 水漏れ、異音ともに解消し、また快適に運転して頂けると思います。 

 

 

 


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