BMW E90 ATF交換
変速時に違和感がある症状のE90。 滑っているのではなく、変速時にもたつきが出るような症状です。
整備記録が無いのでATF交換を行った履歴はわかりません。
電気的なエラーなどは発生していないので、ATFの劣化が原因だと思われます。 コンタミチェックで摩耗粉と臭いを点検。 コンタミの発生は無く焦げ臭いもないので、交換を実施します。
ATF交換時には同時にATスリーブの交換も推奨しています。 ATミッション内部に入るハーネスを通す穴部分のスリーブパッキンです。 ここからATF漏れが発生することが多いです。
ATフィルターはオイルパンと一体物なのでオイルパンAssy交換
かなり汚れていますが、摩耗粉はほとんど発生していません。 見た目だけでATFの良否判定するのはかなり難しいと思います。 見た目はきれいでも、実は摩耗粉が発生しているということもあります。
ATF量は油温管理なので適正温度で調整。 この時期は油温が下がるのが早いので良いですね。 夏場だと油温が下がるまでの待ち時間が長いです。 試運転させて頂きましたが、変速時のもたつきも感も無くなり、スムーズにシフトアップダウンするようになりました。