ミニ R52 カブリオ コンバーチブル不調
R52ミニのソフトトップがうまく開きません。 両側が均等に巻き上げられなければならないのですが、片側のみテンションが掛かり、反対側は動きません。 ディーラーではソフトトップ一式交換見積となってしまったので、相談にご来店されました。
特殊なワイヤーで引っ張られる仕組みなのですが、ワイヤーが断線しているか抜けているかのどちらかの状態だと思われます。 カシメから外れて抜けた状態ならば修理できる可能性があるのですが、断線していた場合はワイヤーAssy交換となります。
分解して点検すると、ワイヤーが抜けてしまっている状態でした。 先端がまだ残っているので修理出来そうです。 カシメ側のパイプとワイヤーの先端を修復し、超強力接着剤を散布して再度カシメ処理を行い組み上げ。 一晩接着剤を乾燥させて翌日組付けます。 反対側のワイヤーも取り外してグリースを散布しています。
組付けを行い動作テスト。 問題無しです。 全閉状態から巻き上げ始めの部分で一番負担が発生するので、レール部分に若干グリースを散布しておきました。
ソフトトップが開閉するのに必ず先端の巻き上げ動作が行われる仕様なので、ワイヤーには相当な負担が掛かります。 レール部分には定期的にグリースを散布したほうがよさそうですね。