TECH+メンテナンスレポート

左リアドアのアウターハンドルを強く引っ張ってしまい、ハンドルが外れ掛かった状態になった頃からドアロックの調子が悪くなった。　ウォッシャーが異様に減る。　リアのウォッシャーが出ないという症状のA6です。

ドアのアウターハンドルは、裏側のロックレバーが少しずれて半分外れ掛かっている状態でした。　ドアロックはロックは出来るが解除が出来ない状態。　インナーハンドルでドアロックが解除されてドアは開くので、センサーかドアロックソレノイドに問題が出ていそうです。

ロックレバーは再度ロックし直すとしっかりと固定されました。　ドアロックはソレノイドは正常に動作しているようなので、他に原因がありそうです。　手を差し入れるとセンサーで自動ロック解除がされるのですが、センサーは問題無し。　さらに調べると、アウターハンドルが外れた拍子にドアロック設定が変わったしまったらしく、設定しなおすと正常に戻りました。　アウターハンドルは価格が高いので交換せずに済んで良かったです。

ウォッシャーが減ってしまう原因は右ヘッドライトウォッシャーから漏れが発生していました。　ノズルAssyの裏側のカバーが外れ掛かっており、ここからかなりの量が漏れています。　カバーを取り付けし直し、外れやすくなっていると思われるので、接着処理しました。

正常に動作し始めると、今度はウォッシャーホース接続部の各カシメ部分から漏れ出してきます。　ホースの硬化が原因とみられたのでホースを温めてカシメし直し漏れ出さないようにしています。

リアのウォッシャーが出ない原因ですが、こちらはなんとワイパーモーター内部に漏れ出していました。　ワイパーモーターシャフト内部をウォッシャー液が通過する仕組みになっており、モーターの蓋とモーターシャフトの合わせ目から漏れていました。　モーター内部は錆で酷いことに・・

Oリングを入れて何とかならないか対策してみたのですが、やはり漏れてきてしまうのでこちらはモーター交換が必要ですね。

幸いなことにリアワイパーはまだ動作するので、今後どのようにするか検討して貰っています。