ゴルフ5 TSI インテークマニホールドフラップが原因のエンジンチェックランプでしたが・・
エンジンチェックランプが点灯したゴルフ5が入庫。 1.4Lツインチャージャーエンジン搭載です。
エラーコードはインテークマニホールドフラップの固着ですが、BLGエンジンはフラップ部分がスチールなので本当に固着しているか点検します。 アクチュエーターにバキュームポンプを接続し、負圧を発生させるとロッドは正常に動作しています。 固着により取り付けが折れてしまうこともあるので、そちらも確認したのですが折れてはいません。 フラップ開度センサーの値も負圧を変化させると同期しながら変化しています。 フラップの固着、センサーは問題なさそうです。
負圧が正常に発生しているかゲージで確認すると、負圧の発生具合が異常です。 点検すると負圧ホース途中のワンウェイバルブが壊れていました。
バルブ交換後も症状に変化が無いのでさらに点検すると、エンジンカバー裏の負圧タンクからも負圧が逃げていました。
エンジンカバーを交換しエンジンを始動。 まだ調子が悪いです。 ソレノイドバルブのエラーコードは出ていませんが、車輛側からの電圧変化にソレノイドバルブが反応していません。 ソレノイドバルブも故障しているようです。
ソレノイドバルブを交換し正常に戻りました。 まさかの3ヵ所故障。 同時に発生していたので解決に手間取りましたがチェックランプが消えてアクセルを踏むと発生していたフラップ固着エラーも無くなりました。 インテークマニホールドは脱着していないので、実際にフラップ部分のカーボン堆積状態は確認していませんが、一度脱着してスロットルボディーとともに洗浄が必要かもしれませんね。