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クラッチディスク・カバー交換

マニュアル車輛でアクセルを踏むとエンジン回転が上昇してしまう
 
という症状が発生している車輛。 間違いなくクラッチが滑っていますね。
 
入庫時にはクラッチを踏まなくてもシフトを入れることが出来る状態。
 
走行距離は5万km弱なので、クラッチが滑るには早い気がしますが乗り方によっては
 
もっと早い段階でクラッチをダメにしてしまう方もいらっしゃいます。
 
クラッチが滑ってしまう原因として半クラッチの多用とクラッチペダルに足を置いたまま

 

運転する癖がついてる方、積載が常に多い方などがあります。
 

半クラッチを最小限にし、エンジンブレーキも車速とエンジン回転、現在のシフト位置
 
を考えたシフトダウンを行えば、10万km以上クラッチを滑らすことなく使用することが
 
可能です。 AT車輛と比べると運転が難しく色々と操作しなければならないので
 
煩わしいのですが、これがマニュアルミッション車輛の醍醐味なので運転は間違いなく
 
楽しい。 自在に操っている感じが最高です。
 
トランスミッションを下し、クラッチを確認します。 セルモーターが摩耗粉で真っ黒。
 
クラッチディスクはかなり摩耗し炭化しています。 リベットが露出してしまっており
 
リベットも摩耗しています。 

 

新品と比べると摩耗度合がすごいですね。



 

クラッチカバーは傷だらけで、リベットと接触していたことが見受けられます。 
 
これはもう使えませんね。 フライホイールにも傷がありましたが、軽い研磨で再利用
 
可能。 フライホイールの強度はすごいですね。

 




 

久しぶりにボロボロになったクラッチディスクを見ました。 使い切ったというより

 

使ってはいけない部分まで摩耗しています。 
 

真っ黒なセルモーターやトランスミッションケース内部を洗浄し組みつけ。
 
クラッチの踏みしろを調整し試運転を行い作業終了。 

 

エンジン回転も上昇せずにスムーズな走行が可能になりました。 良い感じです。


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