(レストアNo2) メルセデスベンツ S124 4MATICのミッション・トランスオーバーホール
現在販売中のパル吉ことベンツS124ですが、ついにトランスミッションとトランスファーのオーバーホール(OH)を実施しました。
トランスミッションは722.3型の機械式4速オートマチック。
トランスファーが付いているので巨大です。
トランスファーとミッションを分離し、OH開始。
シールやクラッチフェーシング類を全て新品に交換。ブレーキバンドも新品です。
S124のトランスファーですが、前輪に駆動を配分する仕組みが油圧です。
多板クラッチフェーシングを使用したシステム。
簡単に説明すると、後輪のスリップを検知すると油圧スイッチが入りトランスファー内部に油圧が発生。
その油圧の力でクラッチフェーシングを圧着し前輪が駆動するようになります。
ややこしそうですが、内部の構造は単純です。
しかしOHするのが難しい。 単純なのに難しいという泣きたくなる構造。
OHの終了したトランスミッションとトランスファーを接続させ、車両に搭載します。
走行テストは良好で、 ニュートラルからリバースヘシフトした際のタイムラグも短くなり良い感じです。