TECH+メンテナンスレポート

ミッションの変速が固定されてしまう症状の8EアウディA4。

来店された時に詳しく話を伺うと、きっかけは登坂している時にシフトダウンせずに失速しそうになったことが始まりで、その後からシフトアップしなくなってしまった。　スタート後１速に変速が固定されるが、マニュアルモードで2速までシフトアップしDレンジに入れると普通に変速していく。　信号待ちで停車し1速までシフトが落ちると再度変速固定になるという症状。　こちらに来店する当日はまったく症状が出なかった。　シフトレバー根元のフットランプが点灯し続けていることがある。　最近気が付いたが、ブレーキランプが点灯したままになっている、ESP警告灯が点灯したなど色々な現象が発生している状況です。

来店前は変速固定していることのことだったので、バルブボディーと一体型のコントロールユニットかハーネス、ECU、ATF量に問題が出ていると想定していたのですが、話を伺ってからブレーキランプスイッチが全ての元凶にあるのではないかと思いつつ点検。

案の定ブレーキランプスイッチのエラーがミッションの項目で出ています。　同じ物が手元にあったので交換しエラーを消去。　車輛を上げてミッションを確認し、ATF漏れ、コネクター内部が乾いていることを確認しました。　来店時は全く問題が出なかったとのことなので、短時間での点検でしたが様子見で一旦帰宅してもらい後日状況を連絡してもらうことになっています。

取り外したブレーキランプスイッチを分解して内部を確認すると、銅板に曲がり癖がついており接点していない状態でした。　曲がり癖を修正してみましたが、すぐに元に戻ってしまうので修理は難しいですね。

後日帰宅時には全く問題が出なかったとの連絡を受けていますが、その後の連絡がまだ来ていないので結果はまだわかりませんが、おそらく大丈夫ではないかと・・