ゴルフ2 カブリオ エンジン始動不良
冷間始動時に調子が悪いゴルフ2カブリオの点検を行いました。
セルモーターは回っているのに始動しにくい場合と、セルの回転が一瞬重いことがあるようです。
入庫したカブリオはとても26年前の車とは思えないほど綺麗です。 すでにプレミアムカーの領域ですね。
早速点検。 たしかにエンジン始動の調子が悪い。 始動後もカブり気味。
回転がある程度上昇すれば問題ありませんが、初期始動時と吹け上りの状態が悪いです。
ディストリビューター、スパークプラグ、水温センサー、エアーエレメント等々確認を行い、一番の原因は水温センサーで抵抗値が異常に高く、必要以上に燃料噴射量が多くなっていました。
ディストリビューターとローターの接点も摩耗しており、こちらも原因の一つとなっています。 プラグコードはかなり硬化しており、抵抗値も増加している様子です。
その他にはファンベルトのひび割れ、ドライブシャフトのブーツに深いヒビがあるのと、ストラットマウントに大きなガタ付きがあり、こちらも交換が必要となります。
ストラットマウントは想定以上にガタ付きが発生していました。
作業を終了しエンジン始動。 整備前にはすぐにカブりが発生し始動が困難だった状況もなくなり、すんなりとアイドリングに移行できるようになりました。 アイドリングが若干高めなのでスロー調整し、走行テストを行い作業終了となります。