TECH+メンテナンスレポート

リアヒーターは暖かいのにフロントのヒーターがぬるいという症状のＴ４。　リアヒーターの温度は吹き出し口で約70℃。　フロントは40℃しかありません。

ダッシュパネル下部を分解し覗き込むようにフラップを確認すると、スポンジが劣化して塞がれていた穴が丸見えです。　冷暖風を調整するフラップの役割が果たせず、常に冷暖風が混ざっている状態でした。

修理するにはダッシュパネルを取り外し、ヒーターケース一式も取り外す必要があるのですが、今回は応急処置として隙間から手を入れてアルミテープで手の届く範囲までを塞ぎました。

なんとか頑張って3分の2程を塞ぎました。　ヒーターの温度は40℃から55℃に上昇。　やはりすべて塞がないと本来の温度までは上昇しませんね。　この状態だと、エアコンの効きも悪くなってしまうので、今後はオーナーと相談しながら作業を進めていく予定です。