メルセデスベンツ W212 リアエアサス故障
リアの車高が上がらなくなったとのことで入庫したW212です。
点検していくと、エアーポンプが作動していない様子。 原因がわからずさらに色々と点検すると、エアーポンプの配線が切れていました。 リアをどこかでヒットしたようで、その時に切れてしまったようです。
ハーネスを修理し接続すると、ポンプが作動し車高が元に戻り一安心でしたが・・・
一晩明けるとこの状態。 ハイトセンサー、バルブブロック、エアポンプからのエア漏れや動作不良は無いので、エアサス本体からのエアー漏れだと思われます。 エアサスに洗剤を吹き付けるもダストブーツのおかげではっきりと確認することが出来ず、一旦取り外します。
外れない。 何故か全然外れてきません。 仕方が無いのでアームごと取り外します。
原因はロアアームとエアサスの間にみっちりと詰まった泥。 泥圧着圧入状態。
清掃後にエアーを入れて洗剤を吹き付けるとやはりエアー漏れしていました。
早速エアサスを取り寄せして交換します。 当店取り扱いのW212用アーノットのエアサスには、アダプターとクリップが付属してきます。
左右のリアエアサスを交換し、キャリブレーション。 かなりお待たせしてしまいましたが無事に全て完了しました。
ちなみに取り外したエアサスのダストブーツを外し、エアーを入れてみるとこんな感じ。 バイ~ンと伸びます。 ベローズが内側に折りたたまれた状態が正常な形なので、伸ばしてしまうとすんなりと元に戻りにくくなります。