固着した燃料ポンプを分解してみました
先日交換したボルボXC70の燃料ポンプ。 完全に固着している状態でしたので内部がどのような状態になっているか分解してみました。
インペラー部分にはガム状のベタベタとした物が付着しています。
インペラーを取り外すと内部から大量の異物が出てきました。
錆とガソリンが気化した後に残る物質が混ざった物ですね。
さらに分解するのですが、固着が酷く破壊しなければ分解出来ません。
ガソリンの腐ったような臭いが強烈です。
ステータ部分にびっしりと異物が堆積しています。
ブラシとコンミュテーター部分は摩耗している様子ですが、状態が悪すぎて確認出来ません。
内部がここまで酷い状態だとは思いませんでした。
燃料タンクに残っていたガソリンの量や、保管場所の湿度等によりこのような状態になってしまうのですね。
長期保管の場合にガソリンを満タンにするのか、完全に空にするのかどちらが良いか
意見が分かれますが、インジェクションエンジンの場合には満タンにしておいたほうが
どちらかと言うと良い気がします。