プジョー208 オルタネーター交換
エアコンを使用した状態で長時間使用しているとバッテリー警告灯が点灯した208です。 アイドリング状態での充電電圧が低いと他店にて診断されたとのことでオルタネーター交換の依頼で入庫してきました。
アイドリング状態での充電電圧は13.8V。若干低めですね。 電装品を作動させると12.4Vまで低下してしまいました。 ほぼ充電されていない状態です。
早速オルタネーターを交換しますが、色々と取り外す必要があります。
当店で用意したオルタネーターはValeo製なのですが、本体が一回り程大きくなっていました。 取り外しはギリギリで抜き取り出来たのですが、取り付けには本体が大きくなった分他のパーツをさらに取り外す必要がありました。
交換後は電装品を作動させた状態で充電電圧が14Vを超えるようになりました。
オルタネーターは内部に冷却ファンが内蔵されており、ファンベルトを介してプーリーが回転すると充電も行いますが、冷却ファンも同時に回転し自分自身を冷却しています。 電装品を使用すればするほどオルタネーターは充電しようと頑張るので本体が発熱し始めます。 アイドリング状態でエアコン、リアデフォッガ、ヘッドライトなどを使用しているとかなりの負担がオルタネーターには発生します。エンジン回転も低いので冷却ファンの回転数も低く本体はかなり高温になり、加えてエンジンからの熱も伝わってくるので、相当過酷な環境にさらされていることになります。 短時間の場合は良いと思いますが、致し方なく長時間のアイドリングを余儀なくされる場合には、ヘッドライトをポジションランプに一段階下げる、リアデフォッガを切る、ワイパーは停止させるなどして頂くと、オルタネーターの負担を減らすことが出来ますね。