北海道マラソン 2013 (^-^)
ついに当日が来ました。
前の日までに持ち物やレース中の栄養補給などの計画をたて準備しましたが、これも僕にとっては一つの楽しみです。
そう、計画を立てることです。
当日は戸惑うこともなく、30分くらい前からD組のスタートラインの中程でスタートを待ちました。
今回の目標は6月のJALマラソンを教訓にエネルギー切れや痙攣を起こさないように走りきって完走すること!
始めて出る10000人超えの大レース、アナウンスもテーマソングもイベントの大きさを感じて感動しました。
招待選手の紹介が終わって、高橋知事の声援メッセージが終わって、カウントダウンが始まり、9時にスタート。
自分はD組なので後ろの方のスタート。
スタートしてもスタートラインを通過するまで5分位かかったでしょうか?
そこからススキノを通過して中島公園を横切り、平岸駅近くから北海学園大学の横を通り、また中央区の石狩街道に戻っていきます。
序盤はずっとラッシュ状態でペースは遅いですが、人と人のあいだをすり抜けて走るのは以外にエネルギーを使うので、無理せず我慢我慢です。
ペースも流されていない自分の余裕を持った5:30~50のペース。
石狩街道の地下道に入る前ころから少し周りに余裕が出てきて、地下道を出てから左を見ると家内と家内の従兄弟が応援してくれていたのが励みになり、気合を入れるがペースは守る。
札幌駅北口、北大裏、新川の町を走り、声援をされているお取引している会社の担当者さんを見つけハイタッチと写真を撮ってもらい元気をもらいました。
しかし。この先20キロに近づいてきたころにに不安が出始めました。
5キロごとに栄養補給と給水を確実に行ってきましたが、何となく疲れが出てきたような、足が疲れているような、そんな感じがしてきたのです。
前回20キロ地点からスタミナ切れした6月のJALマラソンを思い出してしまい、不安に駆られました。
そこで始めたのが自分に集中すること、フォーム全体だけでなく、足の親指、小指、足の裏、足首、すね、膝・・・と下から上に小刻みに胃の中まで感覚を確認しながら、各部と相談し、そしてフォームを整えて、脇目もふらず少し下向き加減で黙々と走りました。
これは5月から習い始めたヨガの一つで、身体の細部まで感覚を感じて自分の意思で動かすことなんです。
これがマラソンに役に立つとは思ってもいなかったけれど、体が驚く程楽になりました。
呼吸は楽になり心拍数も下がり、でもペースは上がってるのです。
その調子で集中して走りながら、給水ポイントでは栄養補給と給水をするとどうしてもペースが落としてしまうため、そこから元に戻すまでの疲れとの戦いでした。
ペースを緩めると足が痛くなったり、ペースを上げるのが心拍的にも脚にも辛いのです。
それでも何とか遠い遠い26キロ付近の新川通りの折り返しを通過し、次の給水ポイントに近づき始めると、鳴り響いいていた雷雲が豪雨を落としました。
もう一瞬でずぶ濡れです。
ポシェットの中のiPhoneをビニールに包み、ランニングカッパをかぶって、足は川のような道路の上を走りました。
心が折れそうになるくらいの豪雨でした。
それも10分程度で収まり、カッパを脱ぎ、また降ると困るので35キロ地点くらいまでは持っていこうと腰にぶら下げ、また辛くなってくると先ほどのように自分に集中してフォームと心拍を立て直し、35キロ地点を何とか通過しました。
区間タイムを見るとやはり30キロからペースが落ちています。
不安だったいつもの右足の膝に時々激痛が走り、止まって膝を叩いたり、押したりして それでも足を引きずって走りました。
足を引きずってでも走り出すと痛みが消えたり、また襲ってきたりの繰り返し・・・
35キロを過ぎてからがエネルギーが切れだしたのか、その前に補給したエネルギーがまだ体に回っていないのか、ドッと疲れが出てきました・・・なのでちょこちょこ歩くことに・・・・
でも棄権などは全く考えません。
どうやってゴールするかを考えながら、呼吸を整え、自分に集中していると、左側の沿道で家内と家内の従兄弟がハンカチを振って応援してくれていたのです。
え! ここまで応援に来てくれたの~(((o(*゚▽゚*)o)))
これが最高の励みになりました。
背中をドン!っと押されるように走り出し、応援のお蔭で気持ちも身体も落ち着いてきました。
北大の中に入る前頃からはペースが上がり始め、これまで出していないキロ5分以内のペースが出始めました。
どんどん周りの人を抜くことに・・・・ でも残り1.6キロの地点でまた右膝に激痛が走り、救護の方にスプレーをかけてもらい、また足を引きずって走り初め、ゴールを目指しました。
残り1キロを切った時点からラストスパートをかけ始めました。
ラストスパートを掛けてみて、「あれ? こんなに走れるじゃん・・?」
特に大通りに入る少し前からは、自分の何処にこんなにエネルギーがあったのか? と思える渾身のラストスパートをかけることが出来、自分に驚き!
そしてゴールを迎えた時には、ヘロヘロになることもなく、呼吸も大きな乱れもなく、「あれ?」っと思ったほどでした。
コースを振り返り「ありがとう」
タオルを掛けてもらい「ありがとう」完走記念メダル首に掛けてもらい「ありがとう」、水とスポーツドリンクを頂き「ありがとう」、チップを返して、おにぎりを貰って「ありがとう」、秘めていた目標タイムは達成できなかったけれど、けれど達成感と爽快感でいっぱいで、誰にでも「ありがとう」を言ってました。
テクテクと荷物を預けている場所に向かうと家内から電話が来て、待ち合わせ。
家内の顔を見たときはまた改めて感動でした。
そして、言われたのが、あまり疲れた顔していないね!
本当にそうなんです見てください。
6月の時とは大違いで、ヘロヘロになっていないのです。
6月から地道にランニングと筋肉作りをしてきたことがここまで身体を進化させたことがまた改めて嬉しく、 人間、何歳になっても進化できるんだと自信を持てました。
この後は記念撮影をしたり、完走証をもらいにいったりして、お腹がすいたので札幌駅のラーメン共和国でビールを2杯、ラーメンに卵を2個トッピングして完食し、気分よくメダルをぶら下げたまま電車で江別に帰りました。
次はたきかわコスモスマラソンと札幌マラソンのハーフに出ます。
今後はハーフに向けてスピードとレーニングです。
来年も北海道マラソン!必ず出るぞ~!