近江商人の三方よしの理念は「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の全てが幸福となるのが商取引でなければいけないという考え方です。
最近思うのですが、車のユーザーの方と直接のお取引の場合は「三方よし」となるのですが、どうしてもそこに問題あると思える業者が入ると、三方よしの理念が崩されているケースがあります。
例えば
・部品でトラブルが発生した際に、そうなった原因を追求せずに部品だけが悪いと決めつける業者。
・注文が間違っているから届いたものが違うのに、全く非を認めない業者。
この様な業者が当社とユーザーとの間に入ると、一番不幸なのはユーザーであるお客様で、業者は自分の利益確保と信頼確保のための行動を起こすケースがあります。
そうなると、原因とそのときの責任所在が明確にならないだけでなく、曖昧なままでは三方ともに不審を持ったまま商取引が終わるのです。
これは一番不幸なことです。
我が社としては自社に非があると分かった場合は、当社の規定内で対応させていただきますが、その非の原因が明らかに業者にある場合とか、原因が明確になっていない、明確にすることを望んでも頭から否定して協力しない(頭から自分側は悪くないと言い張る)業者がいると、当社は何もしてあげられないのです。
しかし、原因を追究して、非が業者にあったとして、その非を認めていただけた場合は、当社としても出来る限りの協力をすることにしています。
例えば 代りの部品をできる限り安く販売するとか、次回の取引の時に値引きをして差し上げるとかです。
ユーザーであるお客様は車のプロではない分けですから、トラブルの原因をしっかり追及して対策していくのが業者同士の責任です。
「三方よしの理念」を追究したビジネスを行っていくことは今までもこれからも大切なことです。
しかし、それがなされていなくても商売をしている人は世の中に沢山いるのかも知れません。
私は車のユーザーであるお客様が利用される業者が「三方よしの理念」で営業されているところを、必ず利用していただきたいと願っています。
「簡単な見分け方」(こんな業者は三方よしではないことが考えられます)
1・お客様への態度と業者への態度が全く違う(業者には恫喝的な態度をとる)
2・仕入れは理由なく何でもかんでも値切る
3・問題が起きても絶対に自分の非を認めないで他の所為にする。
お客様、気を付けてくださいね。