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2013年8月12日(月曜日)

レーシングカーを作った経験

カテゴリー:  | 16時37分49秒

当社から購入した部品が品質に問題がある・・・と言う連絡がお客様から入った場合、必ず確認していることがあります。

それは

1.部品を最初に交換に至った経緯

2.部品の適合が間違っていないか?

3.交換した部品に異常があると判断した経緯

などを確認するようにしています。

 

2.は最も初歩的な問題で、交換する部品を適合しないものをつけてしまうと、異常が発生することは当たり前に起きます。

これは電装部品などでよくあるのですが、純正部品番号で照合せずに購入して取り付けて、異常が発生している・・・というケースで、この場合は適合するものと交換すれば勿論問題ありません。

 

1.と3.は以外に曖昧な判断であることがよくあります。

「多分・・」とか「聞いたことがある・・・」とかと言ったような可也曖昧な判断で部品を交換しているケースがあるのです。

 色々と疑いをかけて他を探ったり、詳しく調べたりする整備士は減りつつあるかも知れません。

 

でもこれは、決して良くないことではありますが、お客様のクルマを預かって整備する整備工場としては、修理を終わらせる時間や費用に制限もあるでしょうから、ある程度 感で判断することもあると思います。

 話はタイトルに戻りますが、私は21歳ころからエンジンのチューニングを手がけるようになり、それから1~2年でドラックマシーンを作るようになりました。

 ドラッグレース特にエンジンのパワーが必要なため、限りある予算で最大のパワーを出すために色々なところに手を加えます。

 手を加えていき その加えたモノの相性が良いとパワーは上がります。

 しかし、パワーが上がって極限まで回すと 何処かが異常が起きたり、壊れたりします。

 その時に壊れた部品を何度交換しても同じこと繰り返すことは、草レースのようなエンジンチューナーでも絶対にしません。

 何処に問題があるのか?、何に問題があるのか?、対策は? と沢山の事を考え、また新たな手を加えて新しいエンジンを作ります。

 この時、単純に「強化!」はしません。 

 何でも強化してしまうと、次から次に弱いところが壊れるだけで、重要なのは原因をしっかり診断して、バランスや滑らかさを重視した手の加え方をします。

 現在はクルマもエンジンもいじる事がなくなりましたが、昔やってきた理論だけは今でも通用することがよくあります。

 なので、正確で正しい「診断」とは「追求」をどこまでやったか? それを何度経験したか?で分かれてくると思っています。

 一般的な整備工場では、お客様の車を追求するにも限度があるかと思います。

 しかし、当社のように「レストアカーの制作」をしたり、中古部品を作り出す上で部品の点検を徹底したり、リビルト部品を作ると、常に追求を行っているため、経験値が豊富になるのと、追求する深さがどんどん奥になっていきます。

 昔、お金も無いのにレースに、エンジンチューニングに夢中になっていたことは、現在でもこれからも活かしていきたいですね。


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