タイヤ20000本の不法投棄を撤去
先日ニュースで取り上げられましたが、札幌市東区に長年放置されていた廃タイヤを札幌市の依頼で当社が加盟する「北海道自動車処理協同組合」が撤去しました。
ニュースの通り、強制代執行での撤去が行われたのですが、地域の住民の方々は長年の衛生面での不満(タイヤには水が溜まり、そこに蚊などが大量に発生します)や、自然火災への不安などをやっと解消されたのだと思います。
タイヤを放置した業者は「これは廃棄物ではなく販売する商品だ!」と言い張っているようですが、またそれを弁護している弁護士もいるようです。
販売できる商品だから、廃棄物ではないからと言っても衛生面や安全面では問題があるわけですが、それでは取り締まる法律がないために、廃棄物法で追及していった結果と言うか追及のスタートが始まったわけです。
・ 20000本を放置した業者はこのタイヤをどこから集めたのか?
・ 売れそうもないタイヤを山にして、どうするつもりだったのか?
・ この業者にタイヤを出した側は何故この業者を選んだのか?
この業者を視点にして色々と疑問が残っています。
そして何よりもこの様な結果を作った会社が何故ビジネスを続けてこれたのか?
色々と空想していくと、何かモラルとかルールとか法律などを無視したビジネスを展開する人、それを選択する人、その様な挟間からこの様な結果が生まれていると感じています。
新しいタイヤに履き替えて、古いタイヤの処理費用が150円とか250円とか言われているのが日本全国の現状ですが、この最終ユーザーも注意を払うべきなんだと思っています。
古タイヤの処理費は無料と言って営業している会社は実際にどうしているのか?
有料で処理をしている会社もどの様な会社に委託して処理をしているのか?
消費者がそこまで確認するのは考えられないことですが、そこの起点が変わると不法投棄するような、されるようなことが大幅に減ると思うのです。
是非皆様、タイヤ交換されたあと、「このタイヤはどこの会社でどのように処理されるのか教えてください!」って聞いてください。
そういった消費者の言葉が環境保全や衛生や安全などを高める根源となります。
是非是非消費者の皆様、監視の目を光らせてください。
お願いします。
雨の中での撤去作業の模様です。
タイヤの撤去作業を終えましたが、他の廃棄物がまだ残った状態です。
プレハブの建物の裏側には大量の建築廃材が放置されたままです。
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