☆ 今時考えられない話し・・・
先日、北海道経済界では有名な方のセミナーがあったので参加してきました。
セミナーが始まり、結構早口で口の中で喋るような方だったので、聞き取りにくい点はあったのですが、ただ自分では信じられないような意見を話しているのでとても驚きました。
それは 今北海道で行われようとしているG8サミットに対してのことと、問題になっている開発局の事についてでした。
G8サミットはもともと原油価格交渉の場であったのに今は環境問題に移り変わっている、「環境問題は後でも」今はまた原油価格交渉の場にするべき・・・・
開発局の談合問題は河川と農地で問題が発覚したが、道路関係で談合問題が発覚したら数十社が影響をうけるため北海道は打撃を受ける・・・・あまり過去にさかのぼって欲しくない・・・・
この2つの考えを聞かされ、驚きました。
環境問題はもう経済と切り離して考えるべきではなく、一帯で動いて行く時代であるのに、原油高で経済が影響を受けているから、環境問題は後回し・・・などと言う考えは一昔前以上に通用したかもしれない話で、今や問題発言です。
まだ大量生産、大量消費の過去を引きずった考えのようでした。
もう一つの談合問題も、過去にさかのぼって問題点は浄化していかなければならない時に、談合に関わっていた会社の事業が傾き、北海道経済に影響を及ぼすから・・・などと言うのは、問題を適当なところで解決すべき! と言う考えと同じであって、問題発言です。
この2つの話しを聞かされ、少々頭に血が上り、その場を立ち去りたくなりましたが、一番前列に座ってしまったため、それも出来ません。
聞く気を完全に失った中で考えていたのは、経済界の著名人の中に 「環境問題は経済が良ければ取り組む」「コンプライアンスよりも既存の仕組み重視」と言うような考えを持った人間がまだまだ多いのではないか・・・・と言うことです。
もしも今回のセミナーに色々なジャンルの報道陣が入っていたとしたら、翌日の朝刊やニュースを賑わしたでしょう。
この様な考え方の経済界の方には 社会で話しをして欲しくないですし、講師として選ばないで欲しいと感じました。
でも、まだまだ日本はこの様な方々が日本を動かしているのかも知れません・・・・