☆ 税関検査
先日、千歳空港の税関に行き、輸入の税関手続きを行ってきました。
今回で自分で税関を受けるのは3度目で、3回とも同じ国、同じ会社からの輸入で、初めての時は分けがわからず税関の係りに教えてもらいながら何とかできました。
2回目も分からない点など教えてもらいながら何とかスムーズに出来ましたが、先日の3日目の時のことです。
税関に置いてあるパソコンで輸入申告手続きを入力してプリントアウトし、その書類を提出して審査を受けるのですが、全部で13個、種類にして6種類、その中で過去に輸入した実績のある種類のものが3種類、その新たな3種類を含めた審査に30分掛かりました。
私の他に来ている人は居なく、私の提出した申請書に掛かった時間です。
以前の履歴を見れば過去と同じものは直ぐに審査が終わるはず。
新たな種類のものを審査するにしても、税関審査が仕事なら1種類精々2~3分のはず、
それが30分です。
民間や一般がお客様を順番待ちでもないのに30分も待たせたら、お客は二度とその店には行かないでしょう。
行政機関はその様な感覚が全く無いのには新ためて驚きます。
自分達の機関しかない、税関を受ける人に選択権は無い、だから自分達のペースで仕事をする。
相手を待たせることは何も感じない、やることは税関審査をミスの無いように納得できるようにするだけ。
そんな姿勢でした。
そして、通関業者を利用しないでの通関が迷惑そうで、最初のときから「これからも自分でするんですか?」と嫌そうな顔をされ、どうどうと「勿論です!」と言い切ってきました。
それともう一つ、どうしても理解できない税関でのルールがありました。
それは申告時に消費税を納めて通関が完了するのですが、消費税を納めるのは銀行と聞き、2度目までは銀行が開いていたので、千歳空港内にある銀行まで、現在の税関事務所から歩いて往復30分ほど掛かっていました。
しかし、今回銀行が閉まっている時間だったので、消費税はどうなるのか聞くと、税関の窓口で納められるとの事・・・・
これには驚きました。
税関窓口で受領できるなら、銀行に行かずに済んだわけです。
でも原則として銀行が閉まった以降の対応だと言うのです。
その理不尽とも思える理由が「お金を出来るだけ扱わないルールになっている。」との事で、なんとも納得できない答えで、その様な答えを言いながら自分達が異常であることに気が付いていないのです。
全く呆れました・・・・
あくまでも自分達の都合でしか仕事をしない、その様な行政機関が日本中に沢山あるのでしょう。
我々民間や個人は、行政機関の仕事に対して、正々堂々と意見を出し、変わらなくても諦めずに根気良く粘る必要があるかと思っています。
今回も税関から帰るときに言って来ました。
「これからも毎回私が通関を受けに来ます。我々民間は国民総生産の生産者として働いている一員です。行政機関は非生産です。非生産者は生産者側に配慮したスムーズな業務を行っていただけるようお願いします。」
そしてもう一つ、税関の事務所には4名の係員がいるのですが、その4名が利用している事務所の面積が100平米ほどありました。
最近出来た千歳の国際線ターミナルビルの一角の事務所を利用していますが、20名ほどでも広々と仕事できる空間にたった4人です。
それについて質問すると、「これから輸出入が増えるから・・・」でした。
何を根拠に輸出入が増えると言っているのか分かりませんが、浅墓な考え方に驚くばかりです。
そして今日の北海道新聞の朝刊に載っていました。
「北海道の輸出入が計画していた数字よりも大幅に少ない現状である」と言うことでした・・・・・ 情けないです。
そこの係官が事務所の面積を決めたのではないでしょうが、どの様な機関でどの様な人達がその様に決めたのか、表に出てきて説明して欲しいものです。
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