脳裏に残る嫌な会話と雰囲気
約2か月前のこと
色々な業種の経営者10人ほどで昼食を食べた時に耳にした会話
それは社員研修の場だった
ブラック企業についての話題になった時に、ある労務士が言った 「白でも従業員から見たら黒ってことがあるから難しい・・・」
殆どの人が相槌を打って同意した会話だった
次に労基法の話題になった
また同じ労務士が「中小企業で労基法を全て守るのは難しいでしょ!」
また殆どの人が相槌を打って、「建設業は絶対無理!」「うちの業界も絶対無理!」と言う会話が飛び交った。
私は終始黙って聞く側に居たが その時の会話が脳裏に残っている
労基法に関わらず、法律は弱い立場側を尊重して考え作られている
法的に考えなくても従業員から見てブラックなのはブラックだと思う
常に働く側の立場で考え、今出来る最善の雇用環境、働く環境を作るのが経営者の仕事だと思うから。
また、労基を全て守ることが難しいと言っている経営者は 雇用環境を良くしようと努力しているのだろうか?と疑問に思う。
社員研修をして社員の成長を望んでいながら・・・・
今直ぐに出来なくても やろう!と言う決意はあるのだろうか?
中小企業だから・・・・何何業だから・・・・ そんなものは言い訳にも何もならない!
これが 中小企業が新卒から敬遠される理由の一つではないか?
これが 社会の病んだ人々を作り出している根源でもあるのではないか?
こんなことを考えてしまい、あの時の経営者達の会話が脳裏から離れないでいる。