昔から変わらない悪質修理業者
先週の土曜日ですが、自動車業界新聞に 関東のディーラーが板金塗装代金を保険会社に水増し請求していたことが発覚し、過去200件を調査したところ、20%もの不正があったとの記事が出ていました。
昔から 保険会社への請求は高めする傾向がある自動車鈑金業界。
ユーザーに請求するなら安くしなければ逃げられるが、保険会社が払うなら車のユーザーは金額は関係なしなので、高めに設定すると言うことです。
しかし今回はやってもいない整備をしたように架空見積もりで請求して水増しを図ったケースです。(実際は6000円の修理費を30000円と言う5倍にして請求したことが明るみに出ました。)
保険会社へ高めの請求を出すのも、今回の事件のように水増し請求も、結果として誰が迷惑するかと言うと 保険加入者です。
高めや高い架空請求で支払う保険代金が上がれば、当然全体の保険金の金額に反映されてユーザーは高い保険金を支払うことになるのです。
この様な悪質な業者に対して保険会社は「悪質業者に修理を出しても保険金は業者に直接支払わない!」と言う強い態度をとる必要があるかと思います。
この問題のディーラーは保険会社に対してだけではなく車のユーザーへも嘘の説明をして納車されていることは明らかで、ユーザーにとっても悪質な業者となります。
この様なこと、またこの様な業者が無くなるためにも自動車ユーザーが車に詳しくなくとも、整備修理に対する明確な説明、納得いく説明を受けることをお薦めしたいと感じました。
実は2010年11月に妻の車が追突され、修理を車を買ったディーラーにお願いし、出来上がってきた車を点検すると 数カ所にわたる整備不良の問題と、お願いしたことをやってもいないで「やりました!」言う酷い結果を体験しました。
ユーザーが車に詳しくないから「騙しやすい」と思いがちなのでしょうが、今はネットを利用して車に詳しくないユーザーも沢山情報を獲れる時代ですから、けして諦めたり放置しないでいただけたらと思います。
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