循環っていう概念
日本は製造の文化はとても進んでいるけれど、循環の文化は可也欠落しているように思う。
自分がいらなくなったものがどの様になるのか 関心が無い人がとても多いと思います。
当社では、部品の返却の際は「再販が出来る状態のもの!」に限らせていただいていますが、その様に説明書きに書いていても、「商品パッケージに直接送り状伝票を貼ったり!」「商品パッケージを破損してしまっていたり」「商品を汚れたまま返却したり」 返品すれば後は関係なし・・・という方がたまにいます。
その様にして戻されると「再販」が不可能とか、手間がかかるのでとても困るのですが、その様なケースで此方からクレームを掛けますが、一向におかまいなし・・・と言う感じです。
でも当社では販売の説明で開示しているように、返品として受け付けないことを徹底しています。
(必ずと言って良いほど苦情を言われますが・・・)
商品を返却する時
不要になったものを処分する時
そんな時、自分の手元から離れた後を考える文化はとても重要だと思うのです。
自分は不要なものだからその後は気にしない・・・だと、その後の循環に問題が出るケースが多いのです。
先日もこんな事が起きました。
数万円の部品を購入したお客様がディーラーに取り付けを持ち込み、取り付けしようとしたが合わなかった。
交換を希望されたが、箱をディーラーが処分してしまった・・・と言うケースです。
結局、当社の規定のとおり 返却も交換も受けることが出来ませんでした。
「モノを大切にする!」と言う事は、自分のモノだけを言うのではなく、人のものに変わる可能性のあるものも大切にする!ということなのです。
自動車だってそうでしょう。
いつも大切にしてメンテナンスして綺麗にしている人の車と、大切にしないでメンテナンスはしない汚れたままの車と、どちらが高く売れるでしょうか?
日本人は5年先10年先、いや15年20年先以上考える文化が必要だと感じています。
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