ベトナム ホーチミン
今月、ホーチミンで行われた オートメカニカを視察に行ってまいりました。
ホーチミンでオートメカニカが行われるのは初めてで、神奈川の友人から誘われたこともあって、展示会を視察してきました。
展示会はとても小さな規模でしたが、開催初日のセレモニーから見ることができ、ベトナムのこれからの自動車アフターへの意気込みを感じられる雰囲気でした。
展示会はさておきまして、ホーチミンで必ず行ってきたいと思っていたところがありました。
それは 戦争証跡博物館 でした。
朝早いうちに起きて、ランニングをしながら場所を確認していたので、スムーズに行けました。
建物はそれほど大きくなく、1時間程度で終わるかと思ったら、展示品、展示写真に見入ってしまい、3時間ほど見学していました。
写真は日本人ジャーナリストが写したものが多く展示されていました。
戦争の風景、軍人が殺されている写真、多くの遺体、軍人だけではなく子供や女性、老人で犠牲になった人の写真
そして衝撃だったのが「枯葉剤散布」によって起きた、 いや 今でも起きて解決されていない 奇形胎児のホルマリン漬け
捕虜を拷問や殺害したギロチンや収容所
恐ろしいものを見てきました。
それも自分が生まれる前に始まり、小学高学年まで続いていた戦争です。
これほどまでに衝撃的な資料を見たことがありませんでしたし、人間の残忍さ、冷酷さ、そしてそのようになっていく圧力・・・
複雑さと恐ろしさを感じながら、見終えて帰ってきました。
ベトナム戦争はまだ何も解決していません。
薬品や原子力を使った戦争の怖さを胸に刻むことが出来たことは、ホーチミンに行ってよかったと思えた1つの大きな収穫でした。